2009年12月14日月曜日
周遊紀行:温泉と観光(5) 「黄金崎不老ふ死温泉」
日本海の荒磯渚に構える「黄金崎不老ふ死温泉」、(下は女性用)
周遊紀行:温泉と観光(5) 「黄金崎不老ふ死温泉」
海岸国道101の岩崎村から深浦へ向かうと、日本海へ向かって出ベソの如くチョコンと出っ張った半島がある。
黄金崎又は舮作崎(へなしざき)ともいう。
国道の案内板に従って五能線の踏切を越え、海岸方面へ向かうとやがて「不老ふ死温泉」の温泉旅館が見てくる。
「黄金崎不老不死温泉」である・・!。
この館の奥はすでに海岸線の渚になっていて、この岩浜の一角、岩礁帯の海岸の凡そ50m先に朝日に輝いて、「露天風呂」はあった。
何はともあれ先ず、「湯」に浸かろう。
赤褐色した湯が、飾りっ気がないプラ管より“ザブザブ”入ってくる。
鉄分と塩分が多いためか、錆の臭いが凄く、手を入れてみると何かネトッとした肌触りを感じる。
さっそくに浸かったみる、気持ちいい、やわらかい、 露天風呂には既に数人の先客がいたが、話を聞くと隣の人は和歌山から来たそうだ。
全国各地から、この有名温泉に来ているようである。
不老ふ死温泉は夕陽を見ながら入るのが一番だが、朝日に照らされながら入るのも、又格別である。
手を延ばすと海面に手がとどきそう、岩場で波が砕ける音を聞きながら湯船で浜風にあたる。
これまた気持ちよい。
周囲は岩礁地帯になっていて、景色も抜群!!お湯はややぬるめであり、舐めてみると、やはりというか渋くて塩辛い。
泉質は食塩泉、源泉の温度は49度である。
タオルをお湯に浸けると直ぐに真っ茶色になってしまう、体も少し茶色になってしまったかな・・!。
その名のとおり、「一日一年、三日三年、命が延び、一生浸かると不老不死」に成ると言う。
そんな温泉である・・、イヤハヤ満足・マンゾク。
尚、男湯は海岸に向かって左手にあり、瓢箪型をしているが、コンクリート塀に仕切られた女湯は楕円形のようである。 但し、覗いたわけではありません・・!!
黄金崎(こがねざき)不老ふ死温泉は、海に沈む夕陽が見られる秘湯として、テレビなどや旅行・温泉雑誌で既にお馴染の有名な温泉である。
温泉はそれほど古い温泉ではなく、岩礁にお湯が涌いているのは知られていたが、1970年に初めて海岸をボーリングして温泉を掘り当てたそうだ。
海岸にある温泉旅館には内風呂もあるが、波打ち際の露天風呂がやはり人気で、気分も良いだろう。
以前は混浴だったそうだが、新たに仕切りが造られ、女性専用の二つに分けられてたという。
木造の古い温泉旅館の隣りに、意外に立派な温泉ホテルがある。
ここにも露天風呂があって、結構人気があるようだ。
「不老不死温泉」というのは、他の地にもあるようで(津軽半島・平館)、 こちらの温泉はは「不老ふ死温泉」と書くのがが正しいようである。
当館の看板やホームページには「・・ふ死・・」と記してある、何故”ふ”なのかは定かでない。
いずれにしても、日本海を見渡せる波打ち際の露天風呂には大満足で、お湯もすばらしく、この温泉を大事にしてもらいたいと思う次第であった。
次回は、 青森・「浅虫温泉」
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