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日本周遊紀行(160) 知覧 「特攻平和会館」 、
写真:特攻平和会館前の実物大の戦闘機(零戦・・?)
以前にも、知覧の項で「特攻」について述べたが、更に・・ 、
食後、ホテル周辺の緑豊かな庭園を孫達とじゃれ合いながら散策したいと思っていたが、ところだが生憎の雨模様である。
代わって広い館内をぶらつきながら、部屋へ戻って孫たちと一暴れした。
テレビがニュース、天気予報を伝えていて、地元地方の予報によれば、本日は「曇り時々雨」と伝えていた。
ぼちぼち出発である。
先ず、景勝「池田湖」へ向かった。
近くを通るR226(南薩道路)を池田湖の南部から辿ってみた。
薩摩富士の開聞岳が至近のはずであるが、今は靄に煙っていて、その姿はホンノリ見えるのみであった。
それでも僅かながら三角錐の形が幽かながら見て取れた時、「ヘー、あれが薩摩富士か、やっぱり富士山だな・・!」と婿殿が感心していた。
西側湖畔を行くが、湖面は灰色に沈んでいて、この辺りは鹿児島南部の景勝地の一つでもあるが、この日ばかりは、その美事さは感じられず、その辺の湖沼と変わらないような陰気な様子で佇んでいる。
やはり、自然の景観は晴れた日の、太陽の下での立体的な輝く姿が、より印象的であろう。 小生が先日訪れた湖畔の園地を訪れてみたが、やはり、小雨に煙ぶっていて芝生は濡れて歩きにくく、本来、湖面より浮かび上がる薩摩富士の勇姿は、こちらも同様であった。
指宿スカイラインを、昨日とは逆に北上する。
知覧付近は、例によって延々と(遠々と・・)茶畑が広がっている。 静岡に次いで西日本一の知覧茶の産地ということで、皆々驚いていた。
先ず、知覧の「知覧特攻平和会館」へ既行者として案内する。
特に子育て真っ最中の若夫婦にはジックリ見てもらいたいのである。
幸いに館前に着く頃には、すっかり明るくなって雨も上がってきたようだ。
広ーく、整備された公園を孫達は、跳ねるように車から飛び出していった。
その先は、やはりあの二機の戦闘機が外部展示してあるところであった。
「ワー・・飛行機だ・・!」 乗り物に興味を持ち始めた4歳の男孫である。
「かっこいいナ・・」実物大の飛行機を、こうやって触りながら見るのは、勿論初めてだろう。
父親も「おお、スゲー!!」といってニコニコ顔で一緒に写真に納まっていた。
所定の入館料を払って全員で入場した。
先ず、壁一面にずらりと並んだ1036名の若い顔の遺影、達筆で書かれた遺書品々、日の丸への寄せ書き等々、小生は、一応拝見しているので冷静であったが、若夫婦をはじめ、年寄りの義母、そして上さんも、それらの品々に食い入るように観ていて、徐々に吸い寄せられていくようである。
面白がっていた孫達も親と一緒に眺めてて「これ、ナーニ・・?」と質問されて、親は説明、返答に窮しているようだが、そのうち飽きてきて嬌声を発し、飛び跳ねはじめた。
子守は勿論、小生である。 大人の真剣さと、孫の無邪気さが好対照で面白い・・?。
近くで見物していた茶髪の少女・女学生風の数人が「ウッソー・・」、「マジ・・?」などと言って、俄かに信じられない風であったが、次第に食い入るように特攻隊員の遺書を読んでいる姿が見て取れる。
当時、桜の小枝を打ち振って特攻隊員の死への門出を見送る知覧高女の女学生達がいたのはご存知かな・・?、
これら隊員たちを見送ったのは、丁度貴女たちの年代でしたよ・・!。
次回は、知覧・「特攻隊員」
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祝い・・!! 平泉地方が世界文化遺産に決定。(2011年6月)
「東北紀行2010(内陸部)」 http://orimasa2009.web.fc2.com/tohoku.htm
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