2010年1月5日火曜日

日本周遊紀行(45)古平・余市 「トンネル事故」

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日本周遊紀行(45)古平・余市 「トンネル事故」



この先、積丹半島の沿岸を巡って先端の「神威岬」へ到ろうとしたが、先の台風の影響で国道が破損され通行不能であった。
止む無く半島を横断してる当丸峠を目指した。



峠を越えると古平川に沿って下り、間もなくその河口に達した。
海に注いでいる古平川の河口には、サケの遡上を見物する人や釣り人で賑わっていた。

秋サケが上って来ているのである。  

鮭の一生は、多くは秋頃、日本に帰ってきて産卵・受精し、産み落とされた卵は、約2ヵ月でふ化して稚魚となる。 
卵の中の栄養分を吸収しながら育った稚魚は、虫などを食べながらさらに成長し、そして川を下って海へ出る。
海へ下った稚魚はその後、沿岸に沿って移動しながら北洋へ向かい 4歳頃になったときに、自分の生まれた川に戻り産卵し、ほどなく鮭はその一生を終えるという。




更に、古平から余市にかけても険しい山合いが続く、そしてトンネルも多い。

以前にこの辺りでトンネル事故が有ったのを思い出した。
「豊平トンネル岩盤崩落事故」で、それは、「大岩塊がトンネル上部を突き刺していた」、そのような映像や記事が未だ記憶に残っている。 



1996年2月10日、土曜日朝8時頃であった。 

豊浜トンネル(国道229号線 古平-余市の中間地点)の上部にあたる巨大岩石(最大高さ70m・最大幅50m・最大厚さ13m・体積11,000m3・重さ27,000t)が大崩落し、トンネルの入口から約40mにわたって天井部分を押しつぶしたのであった。



この事故で余別発、小樽行きの路線バスと乗用車1台が巻き込まれ乗っていた20名が亡くなった。 
崩落した岩盤を取り除くのに手間取り、バス内の遺体が収容されたのは事故から1週間後だったという。
バス19名に乗用車1名、計20名あまりの尊い犠牲を出した豊浜トンネル岩盤崩落事故現場、現在は新しく改修され、事故の痕跡を見る事はない。 



小生が通った新しい豊浜トンネルは、旧豊浜トンネルと旧セタカムイトンネルを、事故のあった現場手前から迂回する形で繋ぎあわせたらしい。 
二本のトンネルを一本とし、長くした形で開通している。 

つまり、豊浜トンネルとセタカムイトンネルの半分ずつをそのまま利用している事になり、これは事故で亡くなられた遺族達の強い要望によるものともいう。


尚、この辺りは元々、旧の国道(R229)が海岸沿いに走っていて、旧豊浜トンネルと旧セタカムイトンネルが在ったらしい。 
その後、新道が山側に出来たため、旧トンネルと並行して新たに二本にトンネルが造られた、これが二代目のトンネルである。
無論、事故のあったのは二代目トンネルの「豊浜トンネル」であった。


事故後は、この両トンネルの途中から掘り進んで繋ぎ合わせて一本のトンネルにした、いわば新新豊浜トンネルともいえる。
つまり、この地は旧トンネルと事故が発生したトンネル(新トンネル)と、それに事故後山側に造られた新トンネルと三本のトンネルが平行して存在するのである。 

海岸際の旧両トンネルはコンクリートで封鎖された。
勿論、事故のあったトンネルの不使用部も閉鎖されていて、事故現場を見ようと思っても、内側に当たるため陸上ルートからは不可で、船で直接行くしかないのである。 

チョットややこしかったかな・・?

古平側の新豊浜トンネルの入り口にセタカムイ「防災記念公園」駐車場があり、その一角が慰霊公園、山際に慰霊碑がある。


因みに、古平町(ふるびらちょう)という町名は、アイヌ語の「フィーピラ」(赤い崖)から付いたそうである。





余市には空飛ぶ有名人がいた・・??、


昭和47年に札幌で開催された、冬季オリンピックのジャンプ金メダリストの笠谷幸生、それと、平成10年の長野オリンピックのジャンプで大活躍した斉藤、船木の両選手(ジャンプ競技は白馬村で開催された。 小生別宅のすぐ近くにジャンプ台、記念館等が有り、原田をはじめあの時の感動は今も記憶に残る)。
そして平成4年、12年の2度にわたり、スペースシャトルに搭乗し様々な科学実験を行った、「毛利衛」氏もそうらしい。


尚、積丹半島、小樽は「温泉・観光」の項で詳しく述べます




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