2016年10月29日土曜日

日本国内温泉巡り:北と南の温泉





日本国内温泉巡り:北と南の温泉






北海道・知床のカムイワッカの湯





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ウトロの街を離れると、道は大きくうねって山中を分け入るように高目を行く。 
このヘアーピンカーブの先端高所から真下に、ウトロの街とオホーツク海が一望できる、ここは一枚の絵になる絶景ポイントであろう。 

これから先は知床の深い森へ入る。 
やがて知床峠へ向かう国道334と分かれて道道93号線所謂、「知床公園線」を行くようになる。
「知床五湖」の入り口までは快適な舗装道路であり、更に、車はカムイワッカへ向かう。

この先の道程約15km全コースは無舗装・オフロードのコースである。 
前回、カミさんと来た時は、「これだけ往来が激しいのだから、サッサと舗装すればいいのに」などと、何気なく言い合っていたが、ガタガタ道を走りながら思ったことは。 


『 知床は環境保護の象徴でもあり、舗装道路にしないのは分断されてはいるが、道路の左右の自然環境を出来るだけ同一に保つようにし、大小動物が歩き易く往来し易いようにしてうぃる。そして何よりオフロードのためスピードは緩めになり、出会った動物に対しても安全なのである 』 このような理由からではないか、と勝手に想像するが。 


案の定、親子連れのエゾシカが道端で草を食んでいる、それも数箇所で見られ光景であった。
ジグザグの曲りくねった道を埃をたてながら、ヨウヨウ、「カムイワッカの滝」の入り口まで来た。

これからカムイワッカ川を遡行して、名物「カムイワッカの湯」へ向かうのであるが。
入り口には、沢を朔行するための滑り止めのワラジを500円でレンタルしている。 
小生は予備のズック靴でOK。 


薄暗い沢筋へ入るといきなりナメ沢の遡行が始まる。
くるぶしからチョット上くらいの沢水・・?沢湯が一面に流れているが意外と歩き易い、流れているのは全部が既に温泉水である。

沢の湯は強酸性のためか、岩面にはコケも生えず滑らないのである。 
ナメ滝の斜度はそれほど大きくなく、途中、「二の滝」、「三の滝」といわれる様な数ヶ所、急で危険なところがあるが注意すれば子供でも登れる。 
このスリルがまた終着目的地への意欲をかき立てるのである。 

登るには若干のシブキで下半身は濡れる恐れもあろうが、途中の小さな滝壺をいくつか過ぎて、一段と大きな滝壺に着いた。 
ここが「四の滝」と言われる目的地で、カムイワッカ『神の水』の湯の滝であった。



徒歩時間にして凡そ25分程度であろうか・・!、

若いカップルや女性もたくさん登ってきて、水着で温泉に入っている。 
観光客が大勢来るところだが、やはりこのような大自然にスッポリ収まった所は他にはないであろう、はるばると来た甲斐はあった。 

更に、若い剛の者は、急峻な湯滝を攀じ登り「四の滝」の上にある湯だまりに挑戦しているようである、・・! だが、そこは相当高温泉らしく、足をちょっと入れるだけで「アッチッチ」といって悲鳴を上げギブアップしているようである。
若い男女は水着を着けているが、小生、熟年無恥の悲しさ・・?スッポンポンでザブン!!
滝壺・湯壷は10畳くらいの広さであろうか、湯温は天候や季節によって若干変わるようであるが、今は計ったように調度よい湯加減である。 
底の方も自然のままで足場は決して良くはない。 しかし、これが天然自然でまたいいのである。 
腰ぐらいの深さかと思って奥に向かっていくとズボっと胸まで沈んでビックリ、いきなり深くなっているので気をつけたいが、でも大丈夫、大人が立てる深さなのである。
この日は天気も良く、青空に雲が流れるのを見ながらお湯に浸かれるのは実に爽快で、いい気分であった。
エメラルドグリーンの天然自然の完全掛け流しで、滝から落ちる湯を頭や肩に受けて、いわゆる打たせ湯も有る。 

自然にできた滝壺露天風呂、野天風呂であり、何か、自然が我々に、至れり、付くせりのサービスをしてくれているようで、全く都合良く出来ているのである。 
ただ、この温泉は硫黄泉特有の酸性度が非常に強く、傷や虫さされが有ると非常に痛い。 
滲みるを通り越し痛いのである。
浸かっていると身体の一寸したキズが判るほどで、顔を洗うと目も沁みる。
草津温泉の強酸性湯を思い起こさせる。

滅多に見ることの出来ない若き女性の着替えの姿も、やや恥ずかしげではあるが堂々としたもので、我々熟年の視線を楽しませてくれている。 
山中のビキニ姿は眩しく、目の滋養にも良い・・!!。


「カムイワッカの湯」は、知床半島にある誰もが憧れるワイルドな滝壺の温泉でる。
温泉雑誌にも時折登場しているようで最近ではすっかり有名になってしまい、今ではすっかり観光地化しているが、「秘湯」としては今でも横綱の一級品であろう。
ただ山歩き経験もなく、観光だけで何の装備もしていない人は間違いなく上れないし危険な箇所もある。入り口には「沢歩き初級程度の経験が必要である」と記されてあり、毎年事故も起きているようで決して無理をしない方が賢明であろう。 
だが、とにもかくにも北海道に来たら一度は入っておきたい温泉であることは確かである。
小生、実は二回目の訪問となったが、いずれも忘れ得ない「カムイワッカの湯」の旅となった。





鹿児島県は指宿温泉の砂湯温泉、





指宿温泉は、薩摩半島の南端の海岸沿いに5kmにわたって湧き出る温泉で、豊富な湯量に恵まれ、市内いたる所から湧き出る。 
一日の温泉湧出量は約12万t、泉源は約800箇所在ると言わ、源泉温度は60から80度の高温泉で、泉質のナトリウム・塩化物泉は神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、肩こり等々に良いとされる。 


旅館やホテルが建ち並ぶ温泉街のメインストリートは、フェニックスの街路樹が茂り、年間を通してハイビスカスやブーゲンビリアなどの花が咲き、南国情緒あふれる地域である。 

かつては静かな湯治場として親しまれていたらしいが、現在でも町内には10ヶ所程の共同浴場が在り、何れも入湯料200円前後浸かれるという。 
今も自炊施設を持つ宿もあり、湯治の長逗留の人も結構いるらしい。

そして、指宿温泉の特徴は、何といっても名物の「天然砂むし風呂」であろう。 
摺ケ浜(すりがはま)海岸の砂浜に湧く天然の砂むし湯は、日本唯一の天然砂むし風呂が体験できる温泉地ある。 
「砂蒸」そのものも、300年以上の歴史があるといい、近隣の海岸に出て適当に砂を掘れば、場所によっては砂蒸しができる場所がある。 





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日本の温泉文化



日本の温泉文化









草津温泉と湯畑と湯もみ(お湯の温度を下げるため)



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日本の温泉文化

「温泉文化は世界に類を見ない日本独特の文化」だという定説は本当か・・?

たしかに日本には銭湯、湯治場、共同湯、スパ銭湯、健康ランド、それに温泉のある宿泊施設を含め数は世界一で、世界でも類稀な風呂好きの温泉大国であることは本当であろう。

「裸の付き合い」という言葉があり、それは入浴形式から表現した言葉である。
温泉に入るには裸になるのが必要であり、それが普通のことで、女でも、男でも、大人でも、子供でも、服とかを着て温泉に入ることはない。
温泉で裸になることは、自分自身を一番単純で、素直な姿に戻らせ、もう一度、人と自然、そして人と人との「裸の付き合い」をする。



  「温泉ファンが考える本物温泉の条件」

【その1】
循環していない、「源泉かけ流し温泉(源泉掛け流し温泉)」であること。

【その2】
加水していないこと。
ただし、温度分類で42度以上の「高温泉」を適温に冷やすための加水は問題ありません。
一般的に、源泉温度が高温であるほど効能成分が濃いため、加水した方が体に優しい場合もあります。

【その3】
殺菌のために、お湯に塩素などを入れていない源泉そのままの温泉であること。

【その4】
温泉分析書に効能が明記されている「療養泉」であること。

【その5】
加熱していないこと。
よって、温泉の源泉温度による分類では加熱の必要のない「高温泉」であること。
ただし、意図的にぬるい湯にして、源泉そのままの温泉を提供する場合は除く。



皆さんも、機会を利用して、「裸の付き合い」を経験してみましょう・・!。
皆さんも、機会を利用して、「温泉」に行きましょう・・!。



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いい湯だな・・!、「温泉うんちく」



いい湯だな・・!、温泉うんちく、







四国・松山の道後温泉本館と内部の神の湯




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うう湯だな・・!、温泉うんちく、

ところで、どうして我々日本人は、
こんなにも温泉好きなのであろうか。

一つには、火山の多い国土のいたるところに温泉が湧き出している、
という恵まれた自然環境があげられるだろう。

また夏の高温多湿や冬の寒さといった気候条件も影響しているだろう。



しかし、どうも、それだけではないようだ。
古来の温泉信仰とともにあった湯治の伝統が、
日本人独特の温泉観、温泉文化を
つくり出してきたと云えるのではないだろうか。


古来の湯治は、仏教においては
病を退けて福を招来するものとして入浴が奨励され、
近在の寺僧が温泉地を開拓、あるいは主唱となって
近隣住民に施浴をおこなうために湯治場を設けることも多くなった。


そして、住民たちは病気や怪我が平癒すると
温泉に対してありがたみを感じるようになり、
温泉信仰が根付くようになった。
やがて、少彦名命を祀った温泉神社が建てられたり、
薬師如来は温泉の仏様として知られ、温泉寺も多数建立されるようになり、
温泉地を見守る存在となった。

中でも、日本神話にまつわる少彦名命や大国主命などは医薬にも精通し、
温泉に着眼していたといわれる。




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温泉のうんちく・・(Ⅱ)



温泉のうんちく・・(Ⅱ)








北海道・登別温泉タウンと源泉部の地獄谷




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温泉のうんちく・・(Ⅱ)

けだし、温泉とは(昭和23年に制定された「温泉法」による)、地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)のことで、温度が25度以上と中に含まれる成分物質(溶存物質 遊離炭酸)が一定以上を有するものと定義されているようだ。

近年では温泉ブームに乗っかって過剰反応し、有名温泉地では特色ある温泉(源泉)を保持しようとする余り、入浴剤を使用したり、塩素分を含む水道水を入れたりするなど、所謂、偽装問題が発生し物議をかもしている所もあるようだ。


国内の温泉通、温泉博士といわれる野口悦男氏は・・、

「洗い場の石けんを含む排水を再循環させている温泉施設まである」といい、そこまでいかなくても、「温泉宿の約9割が、湯船のお湯を循環させている」という実態を知って衝撃を受けたという。
更に野口氏は、今でもその実態は変わっていないといい、元より、温泉を名乗るなら源泉だけと思っていたが、環境省が定めている温泉法では、湯船に1滴でも源泉を入れれば「温泉」と名乗ることができ、「天然温泉」という言葉も自由に使えるといっている。

野口悦男氏は、「源泉かけ流し」、「にごり湯」、「野湯」、「立ち寄り湯」などの温泉用語、造語を創出したことでも知られる温泉ジャーナリスト・冒険家である。
そして、彼は温泉の薬効成分は皮膚から浸透し、初めて効能を発揮するものであると自説を説いている。


小生が勝手に選んだ各地域での特に印象に残った、とっておきの温泉を紹介します。
(地域の印象的温泉は別頁に記載していきます)

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温泉のうんちく、




温泉のうんちく、





温泉寺から見る草津温泉の中心地と湯畑



別府温泉の鉄輪温泉、街中から温泉が湧き出る、





日本国内にはおよそ2,500の温泉地があり、
延べ人数に換算すると年間1億4千万人もの利用者がいるという。 


まさに世界一の温泉大国である。
しかも近年、温泉による町おこしの機運も手伝ってか、
新しい温泉が次々と発掘され、
なかには銭湯感覚で気楽に利用できる施設も急増しており、
休日ともなればどこも家族連れで大盛況のようである。



ともあれ、現在も温泉ブームは続いているようで、
それを後押ししているのが所謂、熟年族でもあるようだ。 
団塊世代の会社OBが断然増えてきて、金と時間に余裕が出き
「さて、近くの温泉場にでも出かけてみるか」ということになる。


温泉の良さや利点に気が付いた彼等は、
やがて、それらが高じて全国温泉巡りまで発展してしまう。 
即ち、温泉好事家の誕生であり、実は小生の事でもあった。

あちこちの小温泉旅行を重ねるうち、
イッソのこと日本全国を回ろうと言う羽目になったのである。



日本列島は細長い島国であり、
海を眺めながら「海道を巡る!!」、
つまり、日本一周の旅であり、道行きに地域の歴史や文化、
自然、そして温泉を訪ねる。 
コレはいいと思った次第である。 



言い換えれば”外国旅行”などには、
余り興味がなかったのである。
愛読書である司馬遼太郎の「街道を往く」シリーズを
模じった訳ではないが、「海道を往く」である。

 
その夢が大きく膨らんで、いよいよ現実のハコビと相成り、
巡った先は北は北海道・礼文利尻から、南は鹿児島、沖縄(本島)まで。


小生の拙作、『日本温泉紀行』は、
日本一周旅行のほか、その他の旅行先で巡った温泉地や温泉宿、
併せて地域の温泉情報、観光地の紹介をしております。





小生が勝手に選んだ各地域での特に印象に残った、とっておきの温泉を紹介してみよう。






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  いい湯だな・・!、




いい湯だな・・!、






  北海道知床の野趣満点「カムイワッカの湯」、第四滝壺の露天風呂(・・小生です)



  本州南端;鹿児島指宿温泉・「砂湯」(・・小生です)







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01. 15.

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