2012年3月16日金曜日

日本周遊紀行(213) 能登 「能登金剛」

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「旅は利口な者をいっそう利口にし、愚か者をいっそう愚かにする」 <イギリスの諺>  

日本周遊紀行(213) 能登 「能登金剛」   .


ヤセの断崖
写真:能登金剛のヤセの断崖(東尋坊より高い・・?)

世界一のベンチ
写真:志賀町増穂浦の世界一長いベンチ(ギネス登録) 



気多大社から海岸道の国道249を行くべきを、勘違いで県道から七尾湾に出てしまった。
仕方なし有料道の七尾・輪島線の徳田大津インターから輪島へ向かう。 


“勘違い”で能登の内陸を行くことになってしまったので、ここで、能登の西海岸について述べておこう。 

志賀町の福浦港から関野鼻までの約29km区間は、断崖絶壁が連なる海岸線が続く。 
この辺りを「能登金剛」といわれている。 
“荒ぶる”日本海の波濤が岩を削り、浸食しながら岩塊の芸術品を造り上げている。 

岬の先端まで行くことができる関野鼻は、松本清張の『ゼロの焦点』の舞台にもなった「ヤセの断崖」というところで高所恐怖症の人は足がすくむという。 

又、二つの岩が太いしめ縄で結ばれた「機具岩」は、能登二見の夫婦岩ともいう。 
高くそそり立つ「鷹の巣岩」、 更に、波の侵食により岩に大きな穴が開いた「巌門」の姿も圧巻だという。


更に近くには、かぶと岩や義経一太刀の岩、弁慶二太刀の岩などが見応えあり、「義経の舟隠」という源義経主従が奥州渡航の際に隠れ場所とされる岩棚の溝も圧巻だという。

能登金剛」の名前は、北朝鮮にある金剛山が海に張り出し、千変万化の岩礁美をもっていて海金剛と呼ばれているところから、その景勝にも優るとも劣らぬ日本の国定公園として名付けられたものという。


烈しい景勝地である能登金剛の中にあって対比され、もっとも美しい海岸といえば、「増穂浦海岸」(ますほがうらかいがん)という。 
能登金剛の北側、高岩岬に囲まれた地域で、緩やかに弧を描く海岸線が美しく、この海岸は、「日本の水浴場55選」にも選ばれ砂浜が実に美しいところという。

ここ、増穂浦の小高い丘の上に、海を見下ろす様に作られている世界一長いベンチがあり、何と長さが460mもあり、過去に1346人座った記録があるとという。 
因みに、徒歩を分速80メートルで計算すると、世界一長いベンチの端から端まで往復12分かかることになる、これはギネス・・?。 
ここからは増穂浦海岸が一望でき、特に夕日が美しく、気分リフレッシュにはよいとか。


ところで、小生が若年の頃、読書、特に推理小説にのめり込み、当初に読んだのが松本清張の「点と線」や「ゼロの焦点」などであった。勿論、その内容については全くの忘却の彼方だが・・。


ゼロの焦点」の筋、
『 北陸の金沢や能登半島を舞台に、新婚早々失踪した夫の足取りを訪ねるうちに、ヒロインの禎子が事件に巻き込まれていくというミステリー、 夫の秘密の領域に徐々に踏み込んでいく妻の疑惑がサスペンスをかき立てられる。 とともに、日本海に面した北国の12月、暗くもの哀しい風景が、この作品の雰囲気や色調を決定づけている。夫の自殺現場である能登金剛の絶壁・「ヤセの断崖」の頂上テラス(平坦地)から花を手向けに来た主人公は、そこで意外な話を語りはじめるのだった。 暗い過去を隠ぺいするための悲劇、後の名作「砂の器」を彷彿とさせる先駆的作品となり、冬の北陸の荒涼たる風景をバックに、哀しい人間のドラマがあぶり出されて行く・・』
 

又、能登半島の後頭部に相当するのが、奥能登の外浦海岸であろう。 
以前は人が近寄れない秘境と言われたが、最近になって観光用の道路が整備されつつあるようだ。 
それでも、猿山岬灯台などへ向かうには、娑婆捨峠辺りまでしか行けず、あとは遊歩道を歩むようになる。 
こちらも、海岸の景勝地であるが「雪割草」の群落原生地で有名だという。 

荒々しい日本海の風景と可憐な雪割草の花とが対照的で、観光地としては喜ばれているという。 
だが、今でも秘境の地に変わりはなく、日本の秘境100選の一つでもある。


次回、「門前町



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