2011年12月23日金曜日

日本周遊紀行(193)鳥取 「因幡の白兎伝説」(2)

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  日本周遊紀行(193)鳥取 「因幡の白兎伝説」(2)     .




ところで、「白兎の伝承」は、こちら白兎海岸の白兎神社以外の内陸部にも数箇所の白兎神社などがあり、併せて白兎伝承が残されているという。 

鳥取市河原町、八頭町や若桜町は昔は八上郡(やかみのこおり・律令時代より存在していた因幡の国最大の郡)だった所で同様に珍しい伝承があり、因幡の山間地、鳥取市の南部・八頭町には三つの白兎神社があるという。

そして、地元の由緒ある青龍寺や慈住寺には城光寺縁起(旧青龍寺)、慈住寺の記録として白兎に関する伝承案内が記されているらしい。 
現在も青龍寺の歴代住職は時至って廃社されようとした白兎神社を保護し、八上の白兎伝承を守り抜いているという。 
社殿の一部は青龍寺の本堂厨子として再利用され、そこには見事な波にのる兎の彫刻が施されているという。

又、八頭町の隣、兵庫県境に近い若桜町舂米(つくよね)には白兎と天照大神の行幸伝承があり、現在の鳥取・兵庫県境、氷ノ越え(ひょうのごえ)には因幡堂(現在は廃堂・・?)と言うのがあって、そこには大兎大明神を祀っていたとされる。



天照大神の行幸伝承については・・、
天照大神は、丹後の国の元伊勢(伊勢神宮の元宮、 後日、丹後・宮津の項で述べます)で豊受大神(伊勢・外宮)が崩御されたときに高天原からお出向きになり、その後、山陰地方への行幸を計画されたとある。 
そして因幡の国の岩美の御湯神社は、天照大神御一行が山陰へ行幸されたときの行幸在所になったともされている。 


因みに、天照大神が因幡へ行幸された訳は・・?、
豊受大神が稲葉山の麓で稲作の技術を伝えたとされている。 
そのため豊受大神を稲葉大明神として鳥取市卯垣の稲葉神社に祭ってあり、従って、古来この地方のことを「稲葉、稲羽」ともいい、転じて「因幡」になったという説もある。 
伝承では白兎を「素兎」とも記されていて、因幡の白兎は、「稲羽の素兎」と言うことにもなるらしい・・!。


このような豊受大神の奉仕された因幡の地を懐かしんでの天照の行幸となった。
行程は、陸路または海路で先ず隠岐へ渡られ、しかる後に陸路または海路で、因幡へ到着され、内陸の八上へと歩を進められた。 

郡境である三本松付近で八上の土地の神、八上姫の化身である「白兎」と出会い、白兎の導きによって、そこから遥か南西方向へ中山の麓道をたどりながら、霊石山山頂近くの平原(伊勢が平)にたどり着いたという。 

この時、天照大神は霊石山の御冠岩に、因幡地方の平安を願って冠を安置したとされる。 
八上の地をあち、こち行幸され、いよいよお帰りになるときには八上の南東に位置する国境、現在の氷ノ越えの峠をお通りになる際、雪の日の朝に旭日に輝く樹氷をご覧になってその美しさに感動されて、和歌を詠まれたされる・・、
 

『 あしひきの やまへはゆかじ しらかしの
          すえもたははに ゆきのふれしば
 』 

そして、一旦、丹後にお戻りになった後、中央の高天原に御帰還されたとされている。


一方、八頭町に伝わる三つの「白兎神社」は、かつては一直線に結ぶライン上にあったと考えられる事から夏至の日の出、冬至の日没などとも関係し、これは当時、復活再生を願う信仰、太陽神、月神信仰をも示しているのではないか・・?、とする説を或る識者は言っている。 

その為かどうか、この辺りは「日本医療の発祥の地」ともされており、古来、「白兎神社」は病気・疾病傷痍に霊験あらたかな医療の神様ともされている。 

これらの伝承を元に現在地元では、「白兎伝承」を顕彰しようとする動きが活発になっているとか。 
尚、白兎神社は大国主命と八上姫との縁を取りもった仲人、縁結びの神様ともされている・・?。


次回は「鳥取砂丘




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