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2011年8月1日月曜日

日本周遊紀行(157) 宮崎 「神代の譜系」(1)

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 日本周遊紀行(157) 宮崎 「神代の譜系」(1)   、




日本神話における神々の譜系と天孫降臨・・ 、

宮崎の特異な海岸に鎮座する「青島神社」や「鵜戸神宮」を参拝するに及んで、この神宮の主祭神が「天津日高彦火火出見命」(あまつひだかひこほほでみのみこと)や「日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊」(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)という、通常、神社の祭神としては聞きなれない神が祀ってあり、この神が日本の神代時代の神々であることに改めて知ることになる。

元より、日向・宮崎は日本の祖神である神々が降り立ったところであり、所謂、「天孫降臨」の地であることはおぼろげながら知ってはいたが・・?。


ここで「神武天皇」以前の日本の主要な神々、宮崎を中心としたを「日本の神話」に登場する神々を掻い摘んで取りまとめてみた。 

日本神話の大元は、大化の改新以降の奈良期にまとめられた「古事記」(712年頃)や「日本書紀」(720年頃)、それに、各地方の風土記である常陸(ひたち)、播磨(はりま)、出雲(いずも)、豊後(ぶんご)、肥前(びぜん)などの伝承を記した資料などで形づくられている。 

資料によって、例えば「古事記」と「日本書紀」とでは、神名や物語が若干の異りもするが、ここでは「古事記」の物語から日本神話の概略をたどってみた。


先ず、中国の神話において、天地創造・誕生のことを「天地開闢」(てんちかいびゃく)と称して初めて登場してくる。 

それによると、天地の姿形をなす前の全ては、卵の中身のようにドロドロと混沌としていた。その中に主人公となる盤古(創生神)という神が生まれた。
盤古が死ぬと、その死体からは山や平地がうまれ、体の主要部分は太陽に、月に、海に、草木に、川に、風に、雷になったとされている。 

古代人にとって、自分達の世界がどこから生まれたか、そして、自分達はどのようにして生まれてきたのか・・?、このことは大きな問題であった。 


日本の古事記や日本書紀との間では、物語の内容は若干異なるが、最初の部分の世界誕生の頃は、ある意味で共通している物語となっている。
日本でも中国の思想に倣って天地創造は「天地開闢」とし、それは天地に代表される世界が初めて生まれた時のことを示している。 


太古の昔は天と地とは分かれておらず、互いに混ざり合って混沌とした状況にあったとし。
しかし、その混沌としたものの中から、清浄なものは上昇して天となり、重く濁ったものは大地となったという。
そして、その中から、神が生まれるのである。


この頃、日本付近の天上界に「高天原」(たかまがはら)が誕生する。
一般に、地上の人間が住む世界を「豊葦原之中津国」(とよあしはらのなかつくに)といい、地中にあるとされる根の国・黄泉の国(よみのくに)に対し、一般に天上にあると考えられているのが高天原といわれる。 

日本の神々が最初に生まれたのが高天原とされ、先ず、別天津神(ことあまつがみ:三柱の神々)があらわれ、その後に神世七代(七柱の神々)という神々が生まれた。

これらの神は、始めのうちは未だ性別のない神々であったが、その後の三代目辺りから男女の別性のある神々、即ち、男女一対の神たちが生まれ登場することとなる。
これまでの神々の総称を「根源神」と一般に言われる。

これらの神々である根源神の最後に生まれてきたのが、二人の兄妹神である「伊邪那岐・イザナキ」、「伊邪那美・イザナミ」であった。 


イザナキとイザナミが海の水をかき混ぜると「オノゴロジマ」(天界と下界を結ぶ島)ができ、二人はその島におりて結婚し夫婦となって、日本列島である大小八つの島を生む(大八島)ことになる。 

主な国生みが終わると岩石や土、海(オオワタツミ・大綿津見神)、風、木、山(オオヤマツミ・大山津見神)、野、船、穀物などの神々を次々と生んでいった。 
しかし、イザナミは、最後にヒノカグツチノカミ(火之迦具土神:火の神の意味)を生むときに死んでしまう。 

イザナキは、イザナミが死の際に行ったとされる地底の黄泉国(よみのくに:死者の国)へ訪ねていくが、しかし、イザナミの身体は既に腐敗し、すでにウジにたかられていた。 
イザナミのそんな死体を見てしまったことで、イザナきは怖くなって逃げ帰る。 

生還したイザナキは、身を清めるための「」(みそぎ:身に罪または穢れのある時や重大な神事などに従う前に、川や海で身を洗い清めること)をすると、次々と神々が生まれ、最後に左目をあらうと、高天原をおさめる「アマテラスオオミカミ」(天照大神・伊勢神宮)、右目をあらうと夜の国をおさめる「ツキヨミノミコト」(月読命)、鼻をあらうと海原をおさめる「スサノオノミコト」(須佐之男尊・素戔嗚尊)が生まれた。 


これら四兄弟神の内の「スサノオ」はやんちゃで、悪戯好きで、悪行が重なったため、怒ったアマテラスは悲しみのため天上の岩窟「天の岩屋」へ身を隠してしまった。
すると、天上も下界も真っ暗闇になり悪神が横行した。 

八百万(やおよろず)の神々は相談し、天の岩屋戸の前でお祭り騒ぎをはじめ、代表して「アメノウズメノミコト」 (天宇受売命)が素っ裸で踊りの舞を見せると、何事かとアマテラスは岩屋は開き、天地に再び光明が訪れる。

そして、悪戯者のスサノオは高天原を追放され、出雲国(現、島根県)に流される。 
ここで、スサノオによって出雲の国造りが行はれ、そのかたわら「ヤマタノオロチ」(八俣の大蛇)などの伝説に繋がる。

次にスサノオの子、又は孫とされる「オオクニヌシノミコト」(大国主命・出雲大社)は、スサノオから授かった太刀と弓をもって出雲に戻り、悪い兄弟たちを追い払い、スクナビコナノミコト(少彦名命)やオオモノヌシノカミ(大物主神:オオクニヌシ本神説とされる)らの力を得て国造りに勤しみ栄えさせていくのである。(出雲地方:出雲風土記にて後述予定)


次回は、「天孫降臨




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祝い・・!!  平泉地方が世界文化遺産に決定。(2011年6月) 
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